生死を彷徨うほどの大きな交通事故に遭われた20代の患者様の、外傷後10年以上経ってからの修正手術です。
事故直後、当時総合病院勤務だった私が主治医となったのですが、
鼻骨、篩骨(しこつ)、蝶形骨(ちょけいこつ)を骨折し(いずれも目と目の間の骨です)、
右内眼角部と鼻をつなぐ靭帯が切れていました。
骨折の整復固定術を行い、加えてスクリューとナイロン糸で靭帯の再建を行いました。
この時の事故により、患者様の目は少し離れ気味になりました。
事故後も数年に一度診察を行っていたのですが、
ご本人から目と目の距離を元に近い状態に戻すことと二重に戻したいとのご希望がありました。
Before
After 両側の内眼角形成術と重瞼術(埋没法)を行いました。術後2ヶ月。
目頭に入った縦の傷跡と目頭の距離が縮まり、二重も自然な幅で元に戻り、
患者様は結果に満足してくださいました。
銀座すみれの花形成クリニック 横山才也