執刀医をどう選ぶか

(文責:スタッフS)

修正してもらう執刀医をどう選ぶか、というのは重要な問題です。修正を考えている人が探すべきはクリニックではなく執刀医です。美容外科で初めて手術をしようと考えている人たちもそうですが、修正を考える方は尚更です。

どうやって執刀医を選ぶのか。恐らく一般の方々が最初に向かうのはインターネットだと思います。

ネットには美容外科の口コミや広告、ランキング、美容記事が溢れています。口コミサイトをボランティアで中立的にやっているところはほぼありません。当然運営する会社には美容外科からが登録料が入っています。どの世界でも同じで、口コミサイトが健全なサイトを目指しても、口コミは誰でも好き勝手に書き込めますし、足を引っ張るために書き込む人もいます。参考になる口コミもありますが、一般の方々には本物の口コミと作為的な口コミの見分けが難しいのが難点。都合の悪い口コミは削除可能なサイトもあります。大手クリニックの場合、所属する医師が多いので一体どの医師に対する口コミなのかわかりません。参考にはなると思いますが、「読んでいるうちによくわからなくなった」という声はよく聞きます。

それからランキング。ご存じの通り自分たちでサイトを自由に作れる時代です。美容外科を比較するには何か基準が必要ですし、基準もないのに漠然とランキングを作ることは意味がありません。

参考:お金払うから1位にして 「やらせランキング」実態は(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160128-00000024-asahi-soci 

ネット検索で1ページ目に来るところは、巨額のSEO対策などによるものか、開業年数が長いところなので必ずしも腕とは直結しません。あなたが探すべきはクリニックではなく執刀医であることを忘れないでください。

ホームページで気をつけるべきは、執刀する医師の名前です。ホームページに辿り着いて5秒で医師を探せなかったり、医師の経歴があまり詳しく書かれていないところは論外です。若い先生が腕を磨くためにアルバイトしていることも多いです。大手に行きたいなら医師を指名して行きましょう。これは大学病院でもそうです。良い医師を探し出し指名するに限ります。一方で、巷によくあるヒアルロン酸やレーザーといった美容皮膚科に力を入れているエステ系美容クリニックは手術を主体にしていないところが多いです。手術を希望する場合は除外しましょう。

それから、最近増えている相談サイト。立派な記事を書いているサイトが乱立しています。しかしどこが母体かわからない。管理者の立場をきちんと表明しているサイトはほぼありません。個人情報をたっぷり載せたメールを母体のわからないところに送って大丈夫でしょうか。中には健全なサイトもあるのかもしれませんが一般の方には見極めが難しいのではないかと思われます(もし健全なサイトなら、自らをより差別化していく必要があるように思います)。

美容外科を知る私が自分の大切な友達にアドバイスするなら、手術の経験が豊富そうな医師をネットサーフィンしながら根性で探し出すか、或いは、これは裏ワザですが、形成外科専門医の資格を持つ医師を受診して「手術してくれる先生を紹介して欲しい」と紹介を頼み込むことを勧めます(但し、その医師が手術系だと失礼になることがあるので、あまり美容外科手術をしていないようなクリニックがお勧めです)。形成外科はそれぞれに得意分野があり、良心的な医師なら出来ることは引き受け、出来ないことは無理して引き留めるようなことはせず他の先生を紹介してくれると思います。また、紹介となれば、自分が信頼を寄せているドクターの名前を出すはずです。日本形成外科学会の活動に積極的な医師なら、美容外科と形成外科の垣根を超えた横のつながりを持っている医師が多いです。

どうか、確かな目で自分の執刀医を選び出してください。そして、何度も手術を繰り返さないよう、大切な身体は自分で守って下さい