鼻修正術:10年前に入れたI型プロテーゼの影響 つぶれた鼻先

(院長アメブロ June 17, 2016  記事より)

10年前に他院で入れた鼻プロテーゼが動くため、
来院されました。

詳しく聞いてみると、
術後数ヶ月は怖くて鼻を触れなかったのですが、
あるとき鼻根部を触ることがあり、
そのとき初めて
自分のプロテーゼが動くことに気づきました。

プロテーゼを抜いてみると
鼻骨の骨膜は消失しており、
新たなプロテーゼを入れる適応ではありませんでした。

このプロテーゼは
鼻尖の鼻翼軟骨上に達する長さであり、
その圧迫のため
右の鼻翼軟骨は左に比べると薄く変性し、
左の鼻翼軟骨外側脚は陥没変形していました。

そのためプロテーゼを抜去すると
鼻尖は陥凹し、つぶれた鼻先になりました。

鼻翼軟骨の損傷は予想されていたのですが、
左右鼻翼軟骨の閉鎖と軟骨移植では
鼻先の平坦化が残り、
急遽、鼻中隔延長+鼻尖・鼻背に軟骨移植を
行いました。

術前に鼻中隔延長の可能性についても
説明していたため、
術中に手術方法の変更を行うことができました。

L型プロテーゼだけでなく、
鼻尖に到達するI型プロテーゼも
鼻翼軟骨の損傷をきたすので
注意が必要です。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也