鼻 L型プロテーゼ:10年以上前に入れたシリコンの変形

(院長アメブロ May 12, 2016の記事です)

最近10年以上前に入れた
L型プロテーゼを
抜くことが続きました。

多くの美容外科クリニックでは
今はL型プロテーゼを
使うことは少なくなり、
鼻尖部は軟骨移植となっています。

L型の問題は
鼻尖部にプロテーゼがあることで
皮膚への負担が
露出の原因となります。

またLの下端部を
鼻柱内に収めても
期待通りの固定性はありません。

下の画像は
抜去したL型シリコンプロテーゼです。
(通常はLの角度はほぼ直角です)

①は12年前、
②は15年前、
③は10年前に入れたものです。
患者様の皮膚や鼻軟骨の状態、
プロテーゼの太さで
Lの変形は異なります。

①の患者様は
元々鼻穴は下に向いていたのですが、
プロテーゼが左右鼻翼軟骨の間に沈み、
重篤なアップノーズに
なってしまいました。

②は薄いのですが、
鼻根部に圧迫感が生じ、
抜去することになりました。
抜去後、鼻根部を触ると
皮下に硬い瘢痕組織を認めました。
鼻尖部には違和感はありませんでした。

③の患者様は
鼻尖から鼻柱に違和感を感じたため
抜くことになりました。
抜去するとLは伸びるように変形してました。

シリコンプロテーゼは10年程度では
石灰化はほとんどありせん。
ただしプロテーゼの変形も進み、
鼻尖や鼻翼軟骨への影響もでてきます。

皮膚の発赤、鼻先の変形、
違和感があるようでしたら
抜くことをお勧め致します。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也