鼻中隔延長による伸び過ぎた鼻:術後早期における修正とリスク

(当院院長アメブロ November 17, 2016 記事より)

鼻中隔延長術を行ったところ、

希望とはかけ離れた鼻になってしまい、

相談に来られる患者様が多くいっらしゃいます。

 

鼻尖と鼻柱が伸び、

魔女にようになってしまった。

 

鼻の中が見えるようになった。

 

・・・・などです。

 

↓鼻中隔延長で鼻先が

伸びてしまった患者様です

 

鼻中隔延長術は

鼻中隔軟骨に

耳の軟骨や鼻中隔軟骨を付け足し、

鼻先を高くする方法です。

 

希望の鼻のかたちでなっかた場合は

修正になりますが、

この場合

付け足された軟骨に縫合された

鼻翼軟骨の位置を

移動しなければいけません。

 

この軟骨移動は

術後早ければ早いほど容易ですが、

術後2~3日目では

鼻の皮膚と皮下組織が腫れているので

軟骨移動が簡単でも、

皮膚縫合が困難です。

 

患者様が

「なんだか変!」と

感じるのは抜糸が過ぎた

術後10日目くらいです。

 

この時期も

まだ鼻は腫れており、

手術を受けたクリニックの担当者から

「まだ腫れていますから

様子を見ましょう」と言われ、

不安に思いながらも、

様子を見ているケースが

ほとんどのようです。

 

術後2~3週間になると

腫れはかなり改善し、

はっきりと鼻のかたちが

判ります。

 

この時期に

鼻のかたちが

絶対に受け入れられないようでしたら、

修正ままだ間に合います。

 

この頃の鼻中隔軟骨と

付け足された軟骨は

まだ支持力はあり、

鼻翼軟骨の移動は可能なケースが

多いようです。

 

ところが

術後1ヵ月が過ぎると

鼻中隔軟骨も

延長に使われた軟骨も軟化し、

修正手術は困難になります。

 

軟化した軟骨は

支持性が悪く、

修正手術を行うと

鼻尖と鼻柱を中央に保つことが

困難なことがあります。

 

軟化した軟骨は

その後周囲の線維化によって

硬くなりますので、

次の修正時期は

術後4ヶ月以降となります。

 

↓銀座すみれの花スタッフブログ 美容魂

http://ameblo.jp/sumirenohana-staff/entry-12220337533.html

 

 

↓当院での手術をお考えの方はこちらもお読みください。

http://ginza-sumirenohana.com/treatment/expense/nose/

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医

ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/

修正のための特別の外来

銀座すみれの花形成クリニックでは、
他院で受けられた手術の【修正のための特別の外来】を不定期に行っています。

この外来では、
形成外科学会専門医である当院院長と当院顧問で日本形成外科学会元会長保阪善昭の2人が同時に診察を行っています。特に、修正の難易度が高く十分な検討が必要であると認められた患者様にこの外来をご案内しています。日本の形成外科に精通した専門性の高い2人の医師とゆっくりとご相談いただける、日本では他に例をみない外来となっています。

修正の患者様に多いのが、「どこに相談に行けばよいのかわからず日本各地の形成外科を転々とした」「手術を行ったクリニックに行ったが十分な対応をしてもらえなかった」「ほかのクリニックで相手にされなかった」「沢山の医師の診察を受けているうちに逆にどうしていいのかわからなくなった」「何度も失敗され、もうどうにもならないと思っていた」といった声です。これ以上あちこちを周らなくて済むよう、しっかりと診察させていただきます。

流れとしましては、まず当院に初診でかかっていただき、院長が一人で診察させていただきます。その際、院長が【修正のための特別の外来】で診察を受けたほうが良いと判断した方や特にこの外来を希望される方に診察のご案内をいたします。患者様によっては診察の準備として提携しているクリニックでレントゲンやCT、MRIなどを撮影していただくこともあります(検査料金が別途必要になります)。データをお持ちの方は全てご持参ください。

【修正のための特別な外来】の料金は時間に関係なく一律10,800円(税込)です。他に費用はかかりません。月に1~2人受け入れています。

【修正のための特別の外来】では、他にない貴重な診察の機会をご提供いたします。まずは当院の通常の診察にお越しください。

◆◆海外からこの外来をご希望の方へ◆◆

海外からの患者様は時間が限られているため、特別に初診でこの外来を受診することが可能です。ご滞在期間をお知らせいただければ診察の手配、様々な準備を致します。診察にはお持ちのデータを全てご持参ください。事前にお送りいただければ診察がよりスムースです。データの無い方には事前のレントゲン、MRI, CT撮影などをお願いすることもございます。診察には必ず医療通訳の方をご同伴ください。

豊富な経験から的確なアドバイスを行います。

診察料金 32,400円(税込)

 

 

 

 

 

 

韓国での整形の修正

韓国というと、日本よりも美容外科が流行していて進歩的なのではないか、と期待される方も多いようですが、実際に、意思の疎通の問題の他、医療的な価値観の相違から、

「信じられない治療を受けてしまった」

「思いがけない失敗をしてしまった」

と話される方が来院されます。

医療というのは、倫理観や宗教観などが反映される部分が多々ありますから、非常に身近に感じている国であっても、思いもよらないことが起るのは想像に難くないところです。それが美容外科という領域になると、商業的な色彩が強まり、トレンドも入り、患者様だけでなく我々日本人医師にとってもあまりにも驚くようなことが現実として起っています。

韓国の美容外科の傾向の一つとして、”過当競争による旺盛なサービス精神”があります。空港からの送迎があったりお茶が出たりというホスピタリティの話ではありません。身体にサービスを行うのです。それは多くの場合、取り返しのつかない身体への何かの細工であることが多く、当院に来院されCTやレントゲンで発覚します。

「患者が喜んでくれると思ってやった」

「患者のためだった」

「辛いといわれると胸が痛む」

と先方は韓流ドラマ的情緒で(しばしば泣きながら)主張してくるので多くの場合話は平行線になりがちです。そのうち「日本の医者が嘘をついている」「通訳が悪い」と話が変わってきますが、説明無く勝手に行われた手術については「説明義務違反」となりますので、患者様が堂々と主張することができることになります。こうしたパターンはよく見られます。

韓国へ行ってしまう方があとを絶たないのは、日本の美容外科業界への不信もあるのかもしれませんが、このことによって深刻な問題が少しずつ露顕してきているのを感じているのは、私だけではないと思います。中には、韓国で思い通りに結果を出せた日本人もいたのかのかもしれませんが、実際に来院される患者様の状態からして、失敗した日本人は他にもかなり潜在しているのではないかと思われます。

韓国の美容外科は日本の美容外科よりも開発などの面で進んでいる点ももちろんありますが、安全に対する意識の高い日本から見るとやや行き過ぎた危うい部分や、どこまでが医療かという見解の相違も感じられます。技術については、韓国が上だとも下だとも思いませんが、日本と同じで多くの方はネットの宣伝力のある方へ軽々と流れてしまいます。美容医療に身体を託すという行為の重さを是非忘れないでいただきたいと思います。どうしても韓国で受けられたい時は、通訳や仲介業者が推薦するクリニックではなく、韓国の形成外科医が認めているクリニックや経歴をたよりに選ぶようにしましょう。それを探す作業を惜しまないでください。

美容外科手術は医療だということ。そして、医療を海外で受けるには、十分なリサーチと覚悟が必要だということを改めて申し上げたいと思います。

 


 

当院は、一般的な美容外科手術の他に、美容手術の修正にも力を入れています。来院される際は、手術の説明書や経過を書いたメモ、異物を挿入している場合は何を入れたのかなど、不明な場合はエージェントやクリニックに問い合わせて詳細な情報をお持ちください。なければ結構です。

形成外科は事故で崩れてしまった顔でも何とか元に近い状態にまで戻す科です。私どもが何かお力になれることがあるかもしれません。どのような状態でもあきらめず、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。

尚、私どものクリニックは、他院や海外の治療がどのようなものであっても、それを実名で公開して患者様と一緒に批判したり裁判を起こしたりすることを目的としているのではなく、患者様の生活の質を速やかに元に戻すこと、この一点を目的としています。その点をご理解の上、ご来院ください。

*これから韓国で美容手術を受けられる方は、念のため、診察で言われたことやエージェントからの話などをこまめにメモしておくことをお薦めします。失敗しなくても、何十年か後にやり直しを行う際などに役立つと思います。

 

韓国での美容外科で実際にあったことの一例を拙著『形成外科は感動外科』でも取り上げています。参考になれば幸いです。

無題