事故による鼻の感染

ケガの画像があります。苦手な方はお気を付け下さい。

拙著『形成外科は感動外科』に掲載させていただいた患者様(P233~)について書かせていただきます。患者様から許可をいただいております。

1980年代に海外で鼻を高くするために入れたインプラント。それから16年後、交通事故で眉間にケガをされ、それがなかなか治らないということで来院されました。インプラントが原因で異物反応による炎症を起こし、皮膚が腐ったために開いた穴だと思われました。

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5年前の二重手術の違和感 瞼板(けんばん)のゆがみ

5年前に大手美容外科で埋没法の二重手術を行った患者様です。「最近右のまぶたが下がってきた」ということで来院されました。

二重のラインは残っているのですが、右の上まぶたの縁が左より低くなっていました。これは、いわゆる眼瞼下垂症です。

下の写真は左の上まぶたを反転し、観察した画像です。粘膜と瞼板(けんばん)に異常はありません。

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次の画像は、患者様が違和感を訴える左の上まぶたの裏側です。粘膜と瞼板が陥凹していることが確認できました。

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埋没した糸の縫合が強すぎたため、瞼板が損傷し同時に、まぶたを引き上げる筋肉に影響を及ぼしたため、眼瞼下垂症状が出現したと考えられました。

そのため、上まぶたに小切開を行い、埋没した糸を抜くことになりました。下の画像の赤い矢印が発見できたナイロン糸です。

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今回たまたま色素が一部残っていたので、確認できました。場合によっては抜去が困難になります。

強く縫合した糸を抜き、まぶたを反転し、瞼板と粘膜を診たところ陥凹変形は消失していました。

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その後、瞼板を損傷しないように埋没法で二重をつくりました。

本来同日に二重の手術を行わず眼瞼下垂の改善の確認をした上で、数週間後に埋没法を行ったほうが良いかと思います。しかし患者様が「左右非対称になることに強い抵抗がある」とのことでしたので、同日に二重をつくりました。

今後、この患者様を当院で追跡することになりました。眼瞼下垂が改善しなければ、再度埋没した糸を除去し、眼瞼下垂の手術も検討します。

こちらの患者様とは個人が特定される画像を出さないことをお約束していますので、お見せできるのはこの記事の4枚のみとなっております。同じような症状の方の参考になれば幸いです。

銀座すみれの花形成クリニック 院長 横山才也