【専門医解説】修正術 11年前のL型シリコンプロテーゼ:傾いたシリコン 鼻背と鼻先にシリコンが触れる

2021年5月の記事です

患者様の経緯とご希望

11年前に

他院でL型シリコンプロテーゼを

挿入しました。

患者様が

気になっていた点は以下です。

・外見上、傾いたシリコンのかたちが判る

・シリコンが動く

・鼻背と鼻尖の皮膚が薄くなっており、

 特に鼻尖左側にシリコンが突出し、 

 皮膚が透けてきた

修正におけるご希望

・以上3点を改善する

・現状のシリコンより薄いものと交換

鼻尖の高さは維持したい

鼻先はまるくし、やさしい印象にする

修正手術の内容

・皮下の浅い層に入っていた

 L型シリコン(鼻根部厚さ3.3㎜ 幅8㎜)を摘出し、

 新たなI型シリコン(鼻根部厚さ1.8㎜ 幅9㎜)は

 鼻骨々膜下に挿入

・ L型シリコンで圧排変形した

 下外側鼻軟骨の高さを形成するため、

 両側耳甲介軟骨で鼻中隔延長を行った

・左下外側鼻軟骨の陥凹変形が著しかったので

 同部位に細片耳軟骨移植

・薄くなった鼻背~鼻尖部に対して

 真皮脂肪移植

*L型シリコンプロテーゼは

  鼻尖部の軟骨(下外側鼻軟骨)を圧排し、 

  摘出すると鼻尖が低く、平坦に

  なることが多いです。

  そのため鼻中隔延長の手法で

  鼻尖を形成することをお勧めします

術前術後の比較画像

↓術前 正面

顔のクローズアップ画像、肌の質感が見える。

↓術後3か月

女性の顔のクローズアップ。表情は中立的で、肌は滑らかに見えます。

↓術前 斜め左前から

顔の左側を向いている女性のクローズアップ。シンプルな背景で、はっきりした肌の質感が見える。

↓術後3か月

女性の顔のクローズアップ。肌は滑らかで艶やか。表情は穏やか。

↓術前 斜め右前から

顔のクローズアップ画像、肌は滑らかで健康的に見える

↓術後3か月

横顔を向いている女性の顔。肌は滑らかで、自然な輝きがある。背景は淡い色合い。

↓術前 側面

女性の顔の横顔、滑らかな肌と整った鼻のラインが特徴。

↓術後3か月

女性の横顔。肌の質感がはっきりと見える。背景は無地の色。

↓術後3か月 右耳甲介 軟骨採取部

耳の詳細なクローズアップ画像。耳の構造の特定の部分に赤い矢印が示されています。

↓術後3か月 左耳甲介 軟骨採取部

耳の近くの肌の画像で、赤い矢印がいくつかのポイントを指しています。

(赤矢印に囲まれた部位の軟骨を

  採取しました)

鼻中隔延長のため

耳甲介軟骨は長く採取する必要があります。

そのため耳輪部の切開には注意が必要で、

採取後の皮膚拘縮を予防するため

術後管理も大切です。

↓術後3か月 右耳介後方 切開部

耳の後ろ部分に青い矢印で示された皮膚のしわ部分の画像

↓術後3か月 左耳介後方 切開部

耳の後ろに青い矢印が付いた写真。

(青矢印が切開線でした)

軟骨採取のため

耳甲介軟骨の直上を切開する

クリニックがありますが、

当院はキズが目立たないように

耳介-後頚部境界を

切開します。

手術料金

L型シリコンプロテーゼ摘出術 110,000円(税込)

I型シリコンプロテーゼ挿入術 275,000円(税込)

耳甲介軟骨による鼻中隔延長術

    (鼻尖部細片軟骨移植含む) 1,210,000円(税込)

真皮脂肪移植術 330,000円(税込)

合計1,925,000円(税込)

*モニター料金

*2021年の料金です。最新料金をご確認ください。

美容手術のリスクに関するリスト。出血、血腫、出血斑、感染、術後の腫れ、左右差、傷あと、疲労について説明。

銀座すみれの花クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

日本形成外科学会専門医

日本形成外科学会 美容外科分野指導医

【専門医解説】修正再建術 術後3か月:1回目鼻尖部皮下剥離術 2回目寄贈軟骨摘出+延長軟骨減量+真皮脂肪移植

2021年5月の記事です

1年前に海外で、

寄贈軟骨で鼻中隔延長術を受け、

以下の点で来院されました。

患者様のご希望

・寄贈軟骨を完全に摘出したい

・鼻先が予想外に高くなり、皮膚が薄くなった

・笑うとき、鼻柱基部が固定されており、

 違和感がある

・鼻柱が太くなった

・鼻尖鼻柱が左に傾いた

診断

患者様は

詳細の手術内容について

知らされていなかったため、

修正術を行う前に

鼻中隔MRI検査を行いました。

MRI画像より以下が判明しました。

・鼻中隔軟骨後方が採取され、

 この軟骨と寄贈軟骨による

 鼻中隔延長術であったと考えられた

・鼻柱側鼻中隔軟骨部から

 左右内側脚の間(鼻柱内)に

 耳の軟骨が移植されており、

 鼻柱が太くなっており、

 笑いにくい原因になっていた

・元々鼻中隔弯曲があった上、

 鼻中隔軟骨が採取されることで

 鼻尖鼻柱が傾いたと推察された

手術内容

①:鼻尖皮膚が薄くなっており、

 1回目の手術はオープン・アプローチで

 鼻尖部皮下剥離術を行った

②:①の手術から1週間後に

 ・寄贈軟骨全摘

 ・鼻柱部を太くし、笑いにくくしていた

 耳軟骨のストラットを摘出

 ・新たに採取した耳珠軟骨で

 延長移植軟骨である鼻中隔軟骨を補強固定した上、

 鼻尖を低くするため延長軟骨を減量

 ・下外側鼻軟骨の正中縫合時、可能な範囲で

 鼻尖鼻柱の左側への偏位を修正

 *肋軟骨による再鼻中隔延長術でないため

    鼻尖鼻柱に偏位を解消できません

 ・鼻尖~鼻尖頭側に細片耳軟骨移植術

 ・鼻尖部に真皮脂肪移植術

1回目鼻尖部皮膚剥離術と経過

↓鼻尖部皮下剥離術(遷延術) 直前

女性の顔のクローズアップ。肌は健康的で光沢があり、化粧は施されていない。眼にはぼかしがかかっている。

↓遷延術3日後

 鼻尖皮膚が非常に薄かったため

 術後1日目は暗紫色でしたが、

 術後3日目には皮膚血行が改善しました

 浮腫による腫れは認めました

顔の近接写真。目の周りに腫れがあり、鼻に軽い傷跡が見える。

↓寄贈軟骨摘出含めた修正再建術直前

 鼻尖の皮膚血行障害がなかったので、

 予定通り修正術を行うことになりました

顔の一部が写った画像。肌が光沢感があり、眉毛と鼻が見える。目はモザイク処理されている。

2回目手術後の経過

↓修正再建術2日後

 真皮脂肪移植を行ったため

 腫れは顕著で、鼻尖皮膚への

 負担が大きいにも関わらず

 皮膚血行障害はありませんでした

 (ドレナージチューブは

  モザイクで画像処理を行ってます)

女性の顔のクローズアップ。肌に赤みや小さな斑点が見え、目は隠されている。

 皮下剥離術を行わなかった場合、

 伸展され、薄くなった皮膚では

 血行障害を発症していた

 可能性はありました

↓修正再建術1週間後 抜糸直後

 浮腫は改善傾向にありますが、 

 メイクでは隠せない腫れでした

顔のクローズアップ。肌は光沢があり、健康的な印象。

↓修正再建術1か月後

 2回の連続手術であり、

 鼻尖皮膚の浮腫は

 修正再建術の3週間後に

 改善しました

 ただし真皮脂肪移植片のむくみは

 残ってました

女性の顔のクローズアップ。肌はツヤがあり、額や頬に小さな点やシワが見られる。目はぼかされていて見えない。

↓修正再建術3か月後

 移植した真皮脂肪のむくみは

 改善しました

 鼻尖を触ると真皮脂肪が

 生着したことがわかりました

肌のクローズアップ、額に金具がついている女性の顔。

真皮脂肪移植の生着についての評価は

少なくとも術後6ヵ月は必要かと

考えてます。

経過と比較

2回目の修正再建術から3か月です。

↓術前 正面

女性の顔のクローズアップ。肌はつややかで、目と眉ははっきりと見える。

↓術後3か月

肌のクローズアップ写真、前面に顔が映っている

↓術前 斜め前から

女性の顔の側面、滑らかな肌と自然なメイクを施した様子

↓術後3か月

女性の顔の側面写真。眉毛にクリップが付いており、肌が滑らかで健康的に見える。

↓術前 横から

女性の横顔の画像。肌は滑らかで艶があります。背景は淡い色でシンプルです。

↓術後3か月

横から見た女性の顔。眉毛、鼻、頬の輪郭が見える。

↓術前 下から

顔の正面からの鼻のクローズアップ。

↓術後3か月

顔の中心にある鼻のクローズアップ

真皮脂肪は生着しており、

鼻尖の皮膚の薄さは改善しました。

また術前に認めた

鼻柱基部の違和感は消失し、

笑ったときのツッパリ感はなくなりました。

一方、鼻尖の高さ、鼻柱の幅も自然になりました。

修正術前のMRI検査では

鼻中隔は大きく偏位しており、

この程度の鼻柱偏位は

受け入れて頂くことになります。

手術料金

1回目 鼻尖部遷延術(皮下剥離術) 330,000円(税込)

2回目 修正再建術 鼻中隔部修正(寄贈軟骨摘出、補強術、減量術)  550,000円(税込)

          耳珠軟骨移植術 275,000円(税込)

          鼻尖部修正(下外側鼻軟骨修正) 330,000円(税込)

          鼻尖部真皮脂肪移植術 330,000円(税込)

          合計149,000円(税込)

*別途術前検査料、診察料、麻酔・薬剤料金がかかります。
*2021年の料金です
*モニター割引があります

美容手術のリスクに関するリストが記載された文書。出血、血腫、出血斑、感染、術後の腫れ、左右差、傷あと、疲労のリスクが挙げられている。

銀座すみれの花クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

日本形成外科学会専門医

日本形成外科学会 美容外科分野指導医