インプラントの抜去と乳房の再建

当院では、インプラントを入れた乳房の修正も承ります。

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  インプラント抜去と乳房・乳首の形成

形成外科医でもしっかりとした知識と経験がある医師が行う高度な手術であり、インプラントを入れた乳房が身体や生活の負担、将来の不安になっている方にとっては、QOL向上を実現できる手術となっています。

ご希望がございましたら、まずは診察にお越しください。お一人お一人に合った方法をご説明させていただきます。メール相談や受付のお電話では医療的な回答を行うことができません。診察を大切にしておりますのでご理解いただきますようお願い致します。

*当院では豊胸手術は行っておりません

【専門医解説】壊死が引き起こす腐軟骨について

鼻中隔延長を受けた方で、未熟な技術や無理な肋軟骨の入れ方をされて周囲が壊死した場合、当院では早期の全摘をお勧めしています。その理由は大きく二つあります。

1、感染のリスクが高いため

感染が発生した場合は早々に全摘が必須となり、移植した軟骨や鼻中隔軟骨に波及した場合、手術前の鼻の状態より悪化し、再建に向けて時間と費用がかなりかかることになります。

2、『腐軟骨(ふなんこつ)』を避けるため

壊死部直下の肋軟骨には新生血管がないので移植した肋軟骨が『腐軟骨』になります。この状態を放置することは危険です。

このページでは、壊死を起こした場合に高い確率で発生すると言われている「腐軟骨」について解説していきます。*当院では壊死を起こした方の全例で腐軟骨が発生しています。


1. 腐軟骨とは

腐軟骨は、感染や血流障害などで死んだ鼻の軟骨組織です。死んだ組織は自己修復できず、体内では異物として扱われます。このため、放置すれば周囲組織にも悪影響が及びます。

他院修正手術の症例1:腐って溶けた部分(青囲み)。鼻中隔粘膜壊死は接した移植軟骨の壊死も招きます。

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摘出した肋軟骨 腐っている部分(青囲み)。

採取したばかりの正常な肋軟骨


2. 腐軟骨を放置した場合に起こりうること

感染の慢性化・拡大

  • 腐軟骨は細菌の温床となり、慢性的な膿や悪臭を伴う鼻汁が続くことがあります。
  • 感染が鼻腔周囲の骨や副鼻腔、さらに眼窩や髄膜へ波及すると、視力障害や髄膜炎、脳膿瘍といった命に関わる合併症の可能性もあります。

鼻の変形

  • 軟骨が壊れることで鼻筋が陥没する鞍鼻(あんび)や、鼻先が潰れた形になるなど、見た目に大きな変化が起きます。
  • 変形は進行性で、早期治療を逃すと修正手術も難しくなります。

鼻閉・呼吸障害

  • 腐軟骨と周囲の炎症で鼻腔が狭くなり、慢性的な鼻詰まりや口呼吸が続きます。
  • 長期的には喉や肺への負担も増します。

3. なぜ早期除去が必要か

  • 腐った組織は自然に再生しません。
  • 感染源を取り除かない限り、抗菌薬の効果も一時的で、再発や悪化を繰り返します。
  • 再建手術で形態・機能を回復させることが可能になりますが、放置期間が長いと再建の難易度が高まります。

4. 鼻の腐軟骨を放置した場合

軟骨が腐り始めてからの進行は以下のとおりです。抜かずに放置すると、時間とともに急激に危険度が増し、修復困難になります。

  • 初期(1〜2週間):軽度の腫れ・膿・悪臭の鼻汁
  • 進行期(1〜2か月):感染拡大、副鼻腔炎併発、鼻閉・鼻痛・変形兆候
  • 慢性期(数か月〜1年):軟骨破壊進行、鞍鼻形成、慢性膿・鼻づまり悪化
  • 重篤期(1年以上):眼窩や髄膜への波及、視力障害や髄膜炎など致死的リスク

5.アドバイス

壊死を甘く考えてはいけません。壊死直下で腐軟骨が発生しそれを放置すると、
「感染 → 変形 → 機能障害 → 命に関わる合併症」
という悪化の流れになりやすく、治療のタイミングが遅れるほど修復が困難になります。
したがって、できるだけ早期に診断・治療を受けることが重要です。

私は、壊死を起こしている患者様には感染のリスクを伝え早々に抜くことを提案しますが、受けた美容手術が無駄になることに諦めがつかなかったり、美しさを捨てきれず、治療を後回しにされる方もいます。実際当院ではほとんどの方が診察後に速やかな治療を選択して再出発されていますが、専門医の経験や助言をどう受け止めるかは人それぞれですので、判断は患者様にお任せしています。こちらの記事を読んで、しっかりと理解されることを希望します。


症例

他院術後、感染により早期治療を逃し皮膚に瘻孔があった鼻を再建したモニター症例です。

シリコン感染後の修正再建術:鼻尖皮膚瘻孔 鼻尖鼻柱偏位 皮下拘縮 

術後感染による皮膚瘻孔・鼻尖鼻柱偏位・拘縮に対する修正術:術後6ヵ月の結果


銀座すみれの花クリニック

院長 横山才也

日本形成外科学会認定専門医

日本美容外科学会専門医(JSAPS)

他院修正術:過去2回の重瞼術による眼瞼下垂の発症

患者様は元々奥二重であり、約20年前にある地方のクリニックで二重のラインを少し巾を広げるため、埋没法による二重を希望したのですがうまくいかず、その3年後に都内の大手クリニックで修正を希望し切開法を受けました。しかし、切開による重瞼術にも関わらず術後まもなく一重に戻り、以前よりも瞼の挙がりが悪くなったとのことでした。

下の画像が初診時で右は眼瞼下垂が顕著で瞼には切開線の跡が見えてます。また左は切開線が右より瞼縁側にあり、不自然なシワが切開線跡に交差し、右同様、眼瞼下垂でした。

患者様は外へ出ることが出来なくなり、家に閉じこもりがちになったそうです。

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