【専門医解説】修正手術:寄贈軟骨で高過ぎた鼻尖 傾いた鼻尖鼻柱 

January 19, 2021の記事です

海外で寄贈軟骨(他人に肋軟骨)を使った

鼻中隔延長を行ったのですが、

その軟骨摘出と

鼻先が高過ぎた上、

鼻尖鼻柱が傾いたので

これらの修正のため来院されました。

↓来院時

顔の横側を映した写真。肌が滑らかで輝いている様子が見える。

患者様は

寄贈軟骨を使うことを

術前に説明を受けておらず

第一の希望は、

他人の軟骨を摘出することでした。

↓術前MRI検査

MRI画像の断面図。上部に赤い矢印で示された構造と青い矢印で示された構造が見えます。

赤矢印:寄贈軟骨

青矢印:患者様から採取した鼻中隔軟骨

MRI検査より

鼻中隔軟骨右側には寄贈軟骨留置、

左側には採取した鼻中隔軟骨が移植されており、

寄贈軟骨の摘出を行ったあと、

扁平な鼻先やアップノーズなど

回避できる可能性がありました。

しかし

度重なる手術(今までに海外で3回)と

過度な延長によって

鼻尖の皮膚は薄くなっており、

寄贈軟骨摘出と修正再建の前に

鼻尖皮下剥離術を行いました。

剥離術を行った1週間後に

・寄贈軟骨摘出術

・延長部修正再建による鼻尖形成

 (延長に使われていた鼻中隔軟骨と

 新たに採取した耳珠軟骨で鼻尖延長術)

・下外側鼻軟骨部分減量術

・鼻背部細片耳珠軟骨移植術

・鼻尖部真皮脂肪移植術

以上を行いました。

↓術前 横から

側面から見た顔のクローズアップ、肌が滑らかで明るい。

↓術直後

手術後の顔の横側の写真、鼻と唇が写っている。

以前の手術で採取された鼻中隔軟骨と

今回の手術で採取した耳珠軟骨で

下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)を支えているので

扁平な鼻先、アップノーズは回避できました。

↓術前 下から

手術後の鼻の近接画像

↓術直後

手術中の鼻のクローズアップ、鼻の穴とその周囲が見えるモノクロ画像

厚い寄贈軟骨を摘出し、

下外側鼻軟骨内側脚を修正することで

鼻柱は細くなりました。

また鼻尖延長部である

鼻中隔軟骨と耳珠軟骨を

正中に固定することで

鼻柱の偏位は術前より改善しました。

鼻中隔延長が行われたケースで

残存鼻中隔軟骨の軟化があり、

しかも鼻中隔軟骨の奥が採取されているので

今後鼻尖鼻柱が偏位しないか

経過観察が必要です。

手術料金

他人の肋軟骨による鼻中隔延長の修正再建術

(1回目遷延術は含まない)    1,760,000円(税込)

*別途術前検査料、診察料、麻酔・薬剤料金がかかります。

*料金は2021年1月時点のものです。

美容手術のリスクに関するリスト。出血、血腫、出血斑、感染、術後の腫れ、左右差、傷あと、疲労について述べている。

銀座すみれの花クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

日本形成外科学会専門医

日本形成外科学会 美容外科分野指導医