【修正医メモ】術後の感染予防について

June 20, 2024の横山院長ブログ記事を移行しました


鼻の手術において、感染というのは深刻なリスクの一つです。

私の手術ではこの1年3ヶ月は術後感染の発症がありません。当院での頻度としては1年に1名出るか出ないかという程度で1%以下です。

手術計画をしっかり立て、術前・術後管理を行い、場合によっては患者様にご納得いただき手術を先延ばしすることもあります。
 

また手術での剥離、移植方法、組織の扱い方、処理にも感染リスクを軽減する方法をとっています

術後感染を成立させないために以下の点を考える必要があります
 

①手術した部位の血行、特に鼻孔縁の瘢痕が著しいケースでは創傷治癒が遅れ、細菌が侵入する可能性は高くなります


②鼻腔内に細菌数が多い場合、縫合部からこれらが侵入すると 感染が成立しやすいと考えられます
 

③多剤耐性菌を保菌していると、抗生物質の選択によっては、感染が成立します
 

④以前の鼻手術で感染を発症した方は、感染リスクが高いと思います

(①が関与し、②③に注意が必要です)
 

⑤複数回の手術を受けた方は非常に感染リスクが高くなります

(④同様で、特に①が大きな要因です)
 

⑥異物留置や手術によって皮膚が薄くなっている場合は、術後の血行が不良で、細菌の感染が成立しやすいです
 

⑦喫煙、喫煙歴のある方は血行が悪く、注意が必要です


当院では、

手術を受けるほとんどの患者様が感染に対して深い理解があり、

リスクを抑えるために私の指示に従って十分な術前の準備をしていただけることも低い感染率につながっていると思います。

ただ、

十分過ぎるほどの準備を行なっても、術後に感染してしまう方はいらっしゃいます。

これまで感染した患者様のことを思うと、この1年以上感染がなかったことを喜ぶ気持ちにはなりません。

ただ、

今後も継続できるようにとこれまで通りの努力をすることを、スタッフ一同、肝に銘じています。

大切な患者様を感染なく社会に送り出せる、この安堵の気持ちは計り知れません。

銀座すみれの花クリニック

 院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

日本形成外科学会専門医